gatagatanagata14's blog

ワークアウトの記録や日々の思い出を残します

GO WILD 野生の体を取り戻せ!

「GO WILD 野生の体を取り戻せ!」という本を読みましたので感想文を配信いたします。

以下引用です。

何より理解いただきたいのは、食事、運動、睡眠、思考、そして生き方は、すべてつながっているということだ。

うつ病は精神だけの状態ではなく、脳だけの問題でもない。運動習慣の有無や、野菜やタンパク質の摂り方に原因があるかもしれないのだ。

人類は狩猟者で、肉食動物だ。菜食主義の社会があったという記録はどこにもない。肉を食べることが人類を定義づける基本的事実であり、本来の食性なのだ。

必須アミノ酸、つまりタンパク質は、高度に進化した人体の構成要素として欠かせない。この必須アミノ酸をバランスよく含む完璧なタンパク源は肉だ。

運動は、依存症やうつ病との関連で長く研究されてきたセロトニンドーパミンノルアドレナリン(ノルエピネフリン)といった重要な神経伝達物質の分泌に影響する。

科学の世界では、脳と体を健康にし、幸福になるには、精力的に有酸素運動をするのがいちばんだという証拠が続々と集まっている。

「動かない生活は、認知機能の低下をもたらす」。はっきり言えば、動かないとばかになる、ということだ。

走ることをやめたマラソンランナーがうつになりやすいことに気づいた。走ることをやめるのは、効果のある薬をやめるようなものだった。それは認知能力だけでなく、メンタルヘルスにも影響したのだ。

中年期の日常的な運動には、晩年期の認知障害を防ぐ効果があると語っていた。運動は認知障害に苦しむ人を助けるだけでなく、認知障害になるのを防ぐのだ。こうして見ると、認知障害は老化の結果というよりむしろ、動かない生活の結果と言えるだろう。

だれでも一日に八時間半眠りなさい

睡眠は、脳にとっては忘れるための時間だと言える。不要な情報を捨て、剪定し、整理し、残った情報からパターンを形作り、そのパターンを理解するための時間なのだ。

睡眠不足になると、別名ストレスホルモンと言われるコルチゾールが増え、食欲も増え、満腹感は減り、血糖値が上がる」

仏教の伝統となっている正式な瞑想。瞑想とは、「今、ここ」に注意や意識を向けることであり、それはまさに野生の人々が自然環境で生き延びるために必要なこと。

最近行なわれたある研究は、瞑想と脳容量の増加に関連があることを示している。筋肉が運動によって鍛えられるように、脳は瞑想によって鍛えられるのだ。

西洋流に解釈された瞑想や、禅宗の純粋な瞑想、研究対象としての瞑想は、完全な無の状態になることをめざす。その一般的な方法は、ひたすら静かに座り、心に浮かぶさまざまなもの(思考や音や物象)をあるがままに観察し、心に留めるというものだ。  瞑想のもう一つの方法は、ある一つの感覚に意識を集中させるというもので、たいていは呼吸か、頭の中の一か所、とくに目のすぐ後ろに意識を集中させる。

ただ心を鎮めただけで免疫力が高まるのだろうか?  答えはイエスだ。

 

転職後はストレス過多な職場にいて人間関係にも常に悩まされているのですが、心身ともに健やかに過ごせているのはランニングによって精神的な安定を得ているから、ということをこの本を読んで再認識しました。

今までは大好きなビールを美味しく飲めるから、お風呂に気持ちよく入れるから、ご飯が美味しくなるから走っていましたが、メンタル面や認知能力にも好影響があるとのことで走るモチベーションがさらに高まりました。

睡眠や瞑想についてはまだまだ理解が浅いので他の文献を読んでいきたい所存です。新卒で入社した会社で寺修行があり、その時に坐禅(瞑想?)をしたときに、想像以上に気持ちよかった思い出があります。これを機に研究を進めていきたいと思います。

仕事ばっかりせずに、走って"Go wild"していこう!